〔014〕早池峰山 (1,917m)
2003年07月22日(当時54歳)
連日の雨で河原坊からの登りは沢渡りが無理と考え、駐車場の無い小田越側
から登ることにする。 車は離合帯に停めた。
滑り易い樹林帯を抜けると大きな蛇紋岩がゴロゴロしている岩礫帯となり、
石を飛び移りながらの登りが続く。 前方に高く広い岩の壁が広がり、どこから登る
のか考えさせられるが近づくにつれうまく岩と岩の間を登らされてくれた。
次の壁には鉄梯子が2段に渡り掛けてあり、ここは簡単に登れた。
鉄梯子の八合目を過ぎると勾配も緩み、やがて湿原のお花畑に出る。
2時間弱で山頂に着く。
雨は止んだが山頂からの視界はゼロ、晴れていればかなりの景観が得られたと
思う、人が上がってくるのを待ってシャッターを押してもらい、直ぐに降りる。
3時間45分で早池峰山を終えて、
3時間掛けて200km先の ”岩木山”へ移動する。
蛇紋岩はμが低く、それが雨で濡れて更に滑り易くなっていた。
”ミヤマシオガマ”の群落。
展望が得られない分、お花が目を楽しませてくれた。
時期的に早いのかまだ蕾の花も多かった。
これに色が付いていればどんなに綺麗だろうと
思ってしまう ”コバイケイソウ”
定番の ”イワカガミ”
岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛
標高差:677m
深田久弥著の「日本百名山」から
谷文晁の『日本名山図会』には太平洋側から見た早池峰が描かれている。
多分、宮古あたりの港とおぼしき風景を前にして、まるで拳をあげたような
突兀とした山に描かれている。(略) 絵に誇張のあるのは承知していても、
こんなに鮮やかに大きく見えるのであろうか。
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『早池峰に咲いていた花』
5時00分に駐車地を出発、程なく ”小田越の登山口”に着く。
雑木林の道は連日の雨で沢の様に水が流れている。
俺は長靴で登るが、相棒は登山靴で大丈夫だろうか。
一合目を過ぎると ”蛇紋岩”の青っぽい大きな岩が続き、
岩から岩へ飛ぶ様に渡るのでスリップが怖い。
前方に唖然とするほどの岩の壁が広がる。
どう登るのかと心配したが近付くとうまく登山道は出来ていた。
結構きつい登りだ。
樹木が少ないのでどこでも歩ける斜面であるが、植生の保護の為か、
2本のロープを張り、登山道として設定されていた。
1時間13分にて ”五合目”に着くと、ガイドブックに載っていた上下2段の
長い鉄梯子が現れた。 こう言うのは大好きなので楽しく昇らせて頂きます。
お花畑が広がる湿地帯には木道が設置されていた。
ここを抜けると山頂となる。
2時間弱にて ”早池峰山”(1,917m)に着く。
当然、ガスで山頂からは何も見えず。 シャッターを押して貰いたく
途中で抜かしてきたあんちゃんを待つが、花の写真でも撮っている
のか中々上がって来なかった。
この花を綺麗と言う奴の気が知れない
”ハヤチネウスユキソウ” これが ”エーデルワイス”
の仲間と知ってがっくり。
俺には屍の様な花にしか見えない。
神が創った造形美としか思えない ”ミヤマシオガマ”
園芸種の様な ”ミヤマアズマキク”
7時05分に下山開始。
遅れて登って来たあんちゃんにシャッターを押して貰い、お花畑をゆっくり散策して下山を始める。 途中、駐車場であった福岡のおっさんが誰かと一緒に登ってきた。
北海道を周り南下してきたらしいが、もう1ヶ月程山登りで旅をしているらしい。
腰が痛いとコルセットをしていた。
8時45分、3時間45分で駐車場に帰り着き ”岩木山”に向かう。
おっさん!、重量オーバーとちゃいまっか。
'03年度の東北遠征
『日本百名山』 少し樹林帯を歩けば高山帯に入ることが出来た。 山頂付近はお花畑が広がる。
はやちねさん
Road Map :R396から県道43、25号線を経由して小田腰に入る。
Route Map:小田腰の登山口から山頂を往復する。
岩峰の間をジグを切って登って行く。
高い樹木が無いので晴れていれば大展望だろう。
薄いガスで展望のない中、つらい登りが続く。
雨模様の天気なので沢道を避けて小田越からを往復する。
尾根筋まで登り切ればフラットな湿原に出る。
”三角点”があったのかは
確認していなかった。
下山もケガをしない様に御安全に!
天候的には ”天は我を見放した!”。
2023年10月6日改定
お宮が建っている付近が山頂か?
山頂部は比較的フラットで大岩でゴツゴツしていた。